大学院進学率は年々高くなっています。なぜでしょうか?学問を志す若者が増えているからでしょうか?単なるアカデミックインフレーションなのでしょうか?大学は学部を増やし、大学院を設置し、なりふり構わず学生を集めているような気がします。若者の数は減少傾向にあるわけですから、こんなに増やして大丈夫ですか?と懸念している人も多いことでしょう。
私は日本の大学院は出てもあまり意味がないように思います。専門によっては学閥があり、窮屈ですし、レベルもそれほど高いとは思えません。また、指導教員の顔色をうかがいながら研究するのも本来あるべき姿とはかけ離れています。雑務も多いです。思い切ってMITやハーバードなどを目指してみる方が自分のためになりそうです。
さて、研究者になるのであればやはりインパクトファクターの高い一流の専門誌を読みたいものです。少し古い本ですが、良い本がありますのでご紹介したいと思います。
ネイチャーを英語で読む(竹内薫)
英文雑誌の読み方の入門編としては読みやすいので、大学生におすすめしたいと思います。特に受験が終わったばかりの理系の大学1年生には良い本だと思います。単語は別途覚えなければなりませんが、大学院入試にも役立つはずです。