闇の守護神と呼ばれて(田中守一著)

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過去に読んだ本の中で印象的だったものを挙げるとすると、この本ではないかと思います。まるでドラマのようなストーリですが全てホントの話(だと思う)。闇の守護神という命名が秀逸なため、つい買ってしまった記憶があります。

検察という言葉は新聞やニュースで目にしますが、実際にどのようなことをしているのかは多くの人が知らないのではないかと思います。ストーリーを作り、国家ぐるみで狙った人物を型にはめてしまうのは何とも恐ろしい件であり、真偽のほどをご本人にお聞きしたいと思いました。当時の私は本を読んで面白いと思った人にコンタクトを取り、会いに行っていました。しかし当時、田中氏は塀の中。願い敵わず。

本の中で出てきた許永中氏の話にも興味がわき、氏の本も読みました。

数年前に、田中氏が鬼籍に入ったことを知り、一度もお会いしたことがないにも関わらず、ひどく落胆したことを覚えています。生き方として非常に興味深く、ぜひお会いしたかった人のひとりです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。