セクハラと性的虐待、#MeToo

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BLMの前の大きな社会運動としては#MeTooがあります。セクハラや性的虐待が次々と告発されてました。セクハラや性的虐待は許さるものではありません。つらい思いをした人はこの機会にどんどん告発すべきだと思います。とりわけ大学や医療などの閉鎖的な業界においては、潜在的にかなりの数の事件があるはずです。しかしながら注目を集めたいがために私も私も(Me, too!)と便乗している人がいることも否定できないように思います。基本的には秘め事であるため、証人がいないことはほとんどで、実際には冤罪であることもあるはずです。

日本では認識が希薄なようですが、アメリカではセクハラは大問題です。某大手日本企業の役員が莫大な慰謝料を支払ったケースも過去にありました。日本では数十万、数百万であっても、アメリカでは億になります。職場ではコミュニケーションが大切と言われますが、同じフレーズでも好意のある人に言われるとうれしく、嫌悪感を覚える人に言われるとセクハラになるのであれば、私個人としては極力、近づかない、話さないようにしたいと思ってしまいます。

卑劣な犯罪であるレイプですが、レイプは親告罪(被害者の告訴が必要)であるため、なかなか一歩を踏み出せないケースも少なくありません。心に深い傷を負った上に、多くの見知らぬ人の前で、話したくない過去について何度も話さなければなりませんし、レイプの多くは顔見知りの犯罪と言われていますので、告訴を躊躇するのも理解できます。

レイプされる側も悪いとの意見もあるようですが、顔見知りが故に油断してしまうことは誰にでもあることです。また、誘惑するような服装であったとの意見もあるようですが、アメリカで行われたレイプされた際に着用していた服の展示会(啓発活動として行われている)を見る限り、そのようなことはないように思います。いかなる理由があろうともセクハラ、レイプは許されるものではありません。