節操なき日本人

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多くの日本人は、クリスマスにはクリスマスケーキを食べ、大晦日には寺に行って除夜の鐘を突き、新年には神社へ初詣、信心深い外国人からするとクレイジーとしか思えない行動をとります。日本人の宗教観云々ということではなく、単に日本人は流行に流されやすいということなのでしょう。

ハロウィーンもすっかり定着しましたし、他に新しい行事が紹介されてもすんなりと受け入れる地盤がありそうです。バナナダイエットが流行ったらスーパーからバナナがなくなり、免疫力が高まると言えば、納豆やキノコが売り切れます。自分で良し悪しを判断するのではなく、はやっているからという理由だけで飛びついているように思います。

人の噂についても同様です。たとえば近所にかなり変わった人がいて、普段は「変人」とレッテルを貼られている人がノーベル賞を取ったとします。すると普段は変人と陰口をたたいている人も「すごい人だと思った」と評価を一転します。一方、素晴らしいと評判の隣人がひとたび罪を犯すと「やると思った」「おかしいところがあった」などの評価をします。ワイドショーのインタビューなどはこの典型的なものです。

人の評価など、このようにいいかげんで流動的なのですから、どうでも良いのです。気にする必要はありません。むしろ人の評価を気にしすぎて何もできないほうが恥ずべきことなのです。

Going my way.

まわりの目など気にせず、自分らしく生きたら良いのではないかと思います。いまの日本人は変な人が多いと思います。その変な人たちが「お前はおかしい」と言ったら、おかしいのではなく正常なのだと思います。自分の人生の責任をとるのは自分ですから、好きなように生きれば良いのです。後悔する人生ほどくだらない人生はありません。