落ちぶれても人生の最後までつきまとうもの

by

in

酒、たばこ、ギャンブル、三種の神器ならぬ三種の依存症は、どこまで落ちぶれてもついてきます。非難されるのを恐れず言えば、ホームレスの多い地区を少し観察すれば一目瞭然です。(全員がそうと言っているわけではありませんし、ホームレスになる理由が多岐に渡ることも理解した上で発言しています。)酒を飲みながら煙草を吸い、ギャンブルに興じる人が少なくないはずです。言い換えれば、人生の最後まで搾取し続けられるということです。いずれも胴元(搾取している側)は国です。税収はすべて国に納められますし、運営団体も天下り先ですから同じことです。

酒、たばこ、ギャンブルは合法というだけで、薬物と何ら変わりはありません。アルコールやニコチンなどは違法薬物よりも依存度が高いこともあるくらいです。そのようなものを自ら販売しておいて、治療にも税金を使うのはアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。

イライラしたから煙草を吸う、嫌なことを忘れるために酒を飲む、お金を増やしたいからギャンブルをする。この3つは絶対にすべきではない愚かな行為です。しかしながら、楽しむためなら多少は良いとも言えます。酒は百薬の長とも言いますし、適度なアルコール摂取は緊張を和らげる効果もあります。研究者に言わせるとanecdotalと言われてしまいますが、毎晩晩酌をしていた私の祖母は100歳まで元気でした。アルコール摂取の方法として酒とおつまみのような摂取は控えたほうが良いでしょう。フランスなどでは食事と一緒にアルコールを楽しむ習慣があるようです。食事とセットになれば飲みすぎず、依存症になりにくいともいわれています。

またの機会にお話ししますが、依存症を作り出すことは、今やビジネスなのです。