米軍に学ぶ危機管理

自衛隊のマニュアルが流出したとのニュースをたまに目にします。内容的に重要なものではないとしても、危機管理の甘さは否定できません。国防に関する機密が外部に漏れることは好ましいことではありません。

沖縄で米軍に関するお話をいくつか聞き、あらためて米軍の危機管理能力の高さを認識させられました。沖縄では定期的に米軍の物品競売が行われます。そこに出てくる物の中には一般人が普段目にすることがないようなものが、常識では考えられないような数量で、驚きの価格で落札されているようです。たとえば車であっても耐用年数を過ぎたものは鉄くずとしてトンいくらで売り出しています。

当然のことながら、重要な物品は競売に出されることはありません。戦闘機などに使用する工具はたとえまだ使えるものであっても、他に使い道のない特殊工具であってもプレスして鉄の塊にして廃棄しているそうです。

詳しいことは言えませんが、パソコンのハードディスクなどはある処理をして、さらに物理的に破壊してから廃棄するそうです。コンテナのような何でもないようなものであっても、実は軍事機密が秘められている場合がありますので、かなり慎重に取り扱っているようです。日本の自衛隊も少しは見習ってほしいものです。

ハニートラップにも弱いのが日本のインテリジェンスです。