友達不要論とアメリカ

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私は常日頃から友達不要論を唱えています。なぜなら友達のほとんどは自分の人生にプラスの影響を与えないからです。そんな人と一緒にいても成長することができません。私は日本に友達がいません。ですから無駄な飲み会やお付き合いをする必要がありません。

そんな私でも、海外にはそれなりに友達がおり、その伝手でビジネスをしています。ニューヨークに弁護士をしている友人がいます。彼は私に何でもはっきり言います。あまりにもストレートすぎて、ガラスのハートを持つ私は何度も傷つきましたが、彼は良き友人であると思っています。ニューヨークで弁護士としてそれなりに出世していますが、それでもさらに出世しようと転職を繰り返しています。

ニューヨーク、別名Big Appleは人種のるつぼと言われるほど様々な人種がいます。言葉も文化も違う人が集まり、なんにでもスピードが求められ、上昇志向の人が集まるニューヨークでは、物事をはっきり言わなければコミュニケーションが取れないのでしょう。こうした事情が分かると、なぜそんなにストレートに物事を言うのか理解することができます。

アメリカでは英語が公用語と勘違いしている人がいるようですが、アメリカは英語を公用語としていません。単に、英語とスペイン語がよく使われているだけです。ネイティヴの多くは移民の二世や三世で、驚くかもしれませんが、英語が苦手という人も少なくありません。地域によっては英語を話さずに生活することもできます。

私もそうですが、ついつい「アメリカでは・・・」と言ってしまうのですが、アメリカは一言で言い表せるような国ではありません。地域、人種によって生活習慣も様々です。むしろ州がひとつの国であり、EUのような連合体がアメリカという認識の方が正しいのかもしれません。