シンプル且つインパクトのある表紙に惹かれて手に取ってしまいました。芸術レベルの高い雰囲気を醸し出している表紙です。芸術音痴の私でも手に取らざるを得ない雰囲気です。
本書は日本茶カフェを中心に日本茶の楽しみ方が記載されています。紹介されているお店は東京のみですが、非常に洗練された雰囲気のお店が多数掲載されています。
私たちのライフスタイルは欧米化しており、お茶よりもコーヒーを好む人がほとんどだと思います。スターバックスをはじめとする外資のコーヒーチェーンで一息つくのが日常という人も多いのではないかと思います。しかしながら私たち日本人に刻まれたDNAは決して満足していないはずです。田舎の田園風景を見ると妙に落ち着いたり、夏祭りで浴衣をを着て花火を見ると妙に心が躍ったり、スーツではなく着物を着たときは凛とした気持ちになるはずです。和風のお店で日本茶を飲めば私たちのDNAを大いに刺激してくれるはずです。そして緊張を解きほぐし、異次元のリラックス感を味わうことができるかもしれません。
日本ではお茶の消費が減ってきたとネガティヴなニュースが時折流れていますが、悲観的になる必要はありません。海外では健康ブームに乗り、日本茶の人気が高まっているからです。抹茶はアジア諸国でも人気があり、日本で売っている抹茶のお菓子、例えばキットカット抹茶味などをお店で買い、そのまま海外で売っても利益が出るくらい人気なのです。ロンドンに住んでいる私の友人はそば茶が大好きです。これも健康ブームによるものです。最近は高齢化でお茶畑が売りに出ていることがあります。海外に良い売り先があれば「買い」です。既にお茶の木があるのですから良い買い物です。
そのような物件をどのようにして見つけたら良いでしょうか?不動産検索サイトで見つけられることはほとんどありません。ではどこで?ルートは主に2つです。ひとつは税理士や公認会計士からの情報です。後継者不足のため、手放したいとの相談が来るそうです。しかしながら、このルートは一般人には利用しにくいかもしれません。もうひとつは移住サイトです。地方では移住者を呼び込むため、様々な情報を提供しています。空き家だけでなく、農地なども紹介してくれることがあります。農地の情報はウェブ上には出ておらず、担当者と折衝すると出てくることが多いようです。