リスクの食べ方(岩田健太郎)何事もバランスが大切です

子どもを自由に遊ばせると、かなり危険な目に遭います。しかしながら子どもが危険な目に遭わないように100%危険から遠ざけようとすると、子どもを外で遊ばせることができなくなります。

危険を管理しながらある程度自由に遊ばせることができれば最高です。このバランスが全てにおいて大切だと思います。ビタミンCが体に良いからと言ってビタミンCばかり摂取していると、お腹が緩くなります。毒も少量であれば薬になります。

これは何も食べ物だけの話ではありません。勉強や仕事でも言えることです。本ばかり読んで理論だけを頭に入れても頭でっかちになるだけで実践では通用しません。とは言え、理論がなければ経験から学ぶしかないので時間がかかります。そこで、理論と実践のバランスが大切となるわけです。

日本人はとかく前例のないことが嫌いで、リスクを取らない傾向がありますが、世の中にはリスクを取らないリスクというものも存在することを覚えておいてください。