いくらもらってもお金をもらう限りはビジネスとして認識されます。ビジネスとなれば当然、クレームもつきものです。料金を割引したからクレームも割引してくれるわけではありません。割引料金であっても通常料金同様の対応を求められますから、割引はしない方が良いでしょう。むしろ値切られたら、値上げした方がいいくらいです。サービス提供者はまけた分、サービスは差し引くと考えがちですが、サービスを受ける方はお金を払ってるじゃないかとなります。プロであり、自信があるならば、なおさらまけるべきではありません。
語源的にも「まける」はやはり「負ける」です。「あなたの熱意には負けたよ」とか、「敵わないなぁ」というところから「負ける」が語源の説が有力です。安売り旋風が吹き荒れていますが、依然述べたように値下げは自分の給料を下げる要因となります。それは被雇用者だけでなく、雇用者も同じです。消費者には良いことではありませんが、定価で勝負した方が、豊かな人生を送れると思います。もちろん、薄利であってもなんとか仕事を取りたい、目の前のお金に目がくらんでしまうこともあるかと思いますが、出来る限り避けるべき行為です。値下げはバカ(あまり好きな言葉ではありませんが)でもできることですが、値上げはバカにはできません。