「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のように一緒にほかの商品も購入してもらう手法をクロスセルと言います。以前、アマゾンで話題になったのが、そのクロスセルに目出し帽とバットが出ていたそうです。もしかして銀行強盗とか。。。と思ってしまうのは無理もないかもしれません。しかし寒い屋外で素振りやバッティング練習をする人もいるはずです。そもそも銀行強盗をするような人は、足がつくアマゾンで購入したりしません。銀行強盗やテロリストは、必要なものを別の人が別々のお店で購入します。
日本で銀行強盗なんてないだろう!と思っている人もいるかもしれません。実は警察庁の統計によるとピーク時の2001年には未遂も含め年間237件の銀行強盗があったそうです。かなりの数で驚きです。アメリカでは年間約5,000件の銀行強盗があるそうです。まさに桁違いです。件数が多いことから統計・分析も進んでおり、金曜日が一番多く、午前中のほうが成功率が高いという分析結果まで出ています。5,000件のうち約10%がカリフォルニア州で起きているそうですから、1日2回ほど襲撃されていることになります。小規模な銀行で起きているそうなのでコンビニ強盗に近い感覚なのだと思います。
余談ですが、アップセルはさらに高額なものを勧めて販売することです。クロスセルとセットで出てくる用語なので覚えておくと経済ニュースなどが読みやすくなるでしょう。分かりやすい例を挙げておくと、ファーストフードで単品でハンバーガーを買った人にポテトもいかがですかと勧めるのがクロスセル、ハンバーガーとポテト(Mサイズ)のセット購入した人に、ポテトのLサイズへのアップグレードを勧めるのがアップセルです。