アミノ酸調味料であるグルタミン酸ナトリウム(MonoSodium Glutamate)を禁止している国は少なくありません。グルタミン酸ナトリウムは旨み成分であるグルタミン酸とは全く異なるもので、害があると言われており、多くの国で禁止されています。しかしながら日本では海外で禁止されているものがなぜかいつまでたっても禁止されません。
食品関連で言えばショートニング、農薬で言えばネオニコチノイド、サービスで言えばAirbnbなどです。日本ではairbnbがホテル業界にとっての脅威だからと規制していたのですが、徐々に解禁していきました。しかし海外ではホテル業界への忖度ではなく、観光地の住民が住居を失うことが問題であると規制をしています。普通の国、まともな国であれば自国民の利益を最優先しますが、日本はそうではありません。
日本は何かと逆方向に進みます。世界が規制しているのに規制緩和をする、もしくはその逆をしているのです。世界からすれば、アジアの片隅にそこそこの市場規模の間抜けな国がある。お金を払えば規制緩和するから入り込もうという感じで参入してくるのです。日本で在庫処分したり、規制緩和させるのはグローバル企業の常とう手段です。
日本にいると、このようなことに気が付かないのです。IT先進国と言っていますが、私は日本はIT後進国だと思います。オンライン授業のインフラがぜい弱であったり、未だFAXでやりとりをしていたり、コロナ禍でいろいろなことがあぶり出されたのではないでしょうか?