紛争から逃れアメリカに亡命したアフリカ人とそれを受け入れるアメリカ人の心温まるストーリー。この映画を見て、なぜアフリカ人が渡米後もかたくなに祖国の風習に固執するのかという謎が解けました。また、アフリカ人の(アフリカと一言で言っても広く、様々な国があるのですが)友情、家族愛を感じることができます。
世界のどこかでは紛争があり、常に弱者が巻き込まれている現状があります。映画の冒頭部分ではその様子が描かれています。日本で暮らし、平和ボケした私たちには良い刺激になります。惨状を見ると、何か自分にできることはないかとさえ思ってしまいます。
しかしながら現実は戦争はなくなりません。軍事産業があるからです。武器を定期的に使用し、買い替えてもらわなければ軍事産業は成立しないのです。言い換えれば戦争がなくなると困る人がいるのです。