WHOネットゲーム依存症を疾病指定、ゲーム団体は反発・・・構図はすべて同じ

by

in

既得利権を脅かすような行動をすると必ず業界団体からの反発があります。ゲームは依存度が高くなるように設計されています。言い換えると、依存症を作り出すように設計されています。そうでないとゲームは面白くなくなり、誰もプレーしなくなります。そこへ、ゲームは依存症を作り出すからと非難されると、イメージ悪化や規制により売り上げが縮小することが予想されるため、業界としては反発せざるを得ません。

このようなことはすべて同じ構図です。たとえばAirbnbは旅館やホテルの顧客を奪ってしまいます。業界としては何としても(議員に献金して圧力をかけてでも)排除したいわけです。ロビー活動は業界としてはメリットがありますが、消費者としては何のメリットもありません。民泊条例も、民泊解禁に見せかけた規制にほかなりません。自由競争が日本にはないのです。

Uberにしても同様です。その利便性の高さから海外では普及しています。空港に着いたらuberを利用してホテルまで行くのは見慣れた日常の光景です。確かサンフランシスコの老舗タクシー会社が破産申請したほどです。

日本ではなぜ普及しないのでしょうか?間違いなく業界圧力です。業界は素人の運転では安全性などが担保されないと反発しますが、実際には言いがかりにすぎません。車のほとんどは一般の人(二種免許保持者以外)が運転しています。同乗者もいることがほとんどですが、二種免許がないからと言って危険であることはありません。

タクシーでは嫌な思いをさせられることが少なくありません。禁煙車に乗ったのにたばこ臭かったり、ワンメーターで嫌な顔をされたり、愛想のない運転手であったり、不快な思いをする人は多いのです。Uberでは運転手を評価しますから、評価の良い運転手を選べば嫌な思いをする可能性は非常に少なくなります。ぜひ、日本でも普及してほしいと思います。

本日のまとめ:業界団体の反発は、もっともらしい理由をつけても、結局は自分の利益のため。あなたのためではありません。