良い本を見つける方法はいくつかありますが、最終的には自分のためになるかどうかなので、他人の評価はあまり当てにしないことです。アマゾンの評価だけで判断のはあまり良いことではありません。もっとも外れのない確実な方法は、古典を読むことです。分野ごとに昔から読まれている定番の本があります。そのような本は間違いありません。長い時間をかけて何度も増刷された本も当たりが多いと言えます。
大学の図書館司書と仲良くなるのもお勧めの方法です。その分野の定番は熟知していますし、問い合わせの多い本も情報として持っているはずです。さらには、リクエストして本を購入してもらうこともできるはずです。書店の人と仲良くなるのも良いでしょう。私がよく利用する書店の店員さんは本が好きで本屋に就職したそうです。そこそこの年齢(50代くらい)で岩波の本に詳しいので、お勧めの本を教えてくれます。さらに、よく出ている本の情報も教えてもらえたりします。
自分が面白かったと思うような本を紹介している人のブログを購読するのも良いでしょう。おそらく感覚が似ているので、面白い本が見つかる可能性が高いでしょう。先ほど、アマゾンのレビューは参考にしない方が良いと書きましたが、自分と感覚の合う特定のレビュ―アーを参考にするのは良いでしょう。
読書初心者は、タイトルで探すのではなく、著者で探すと良いでしょう。一人の著者だけを追いかけてしまうと物の見方が固定化され洗脳のようになってしまうので、広く読むのが理想的なのですが、当たり外れが多いので、はじめのうちは、良いと思った著者の書籍を数冊読むと良いでしょう。多くの著者は本の中で参考文献等に触れているはずですから、それらを参考に、次に読むべき書籍を探すと良いでしょう。
出版社が運営するウエブサイトで宣伝される本はあまりお勧めできません。良い本がないというわけではないのですが、その出版社の本しか宣伝しないので偏ってしまうだけでなく、自社の本を売ろうとかなり盛って紹介するので期待外れになることが少なくありません。