ガーナで現地の子どもはチョコレートを食べることができない

フェアトレードがアンフェアトレードであることはご存知でしょうか?実は、フェアトレードは生産者を豊かにするのではなく、販売者を豊かにするための手段として使われていたと言われると興ざめですが、否定できない事実があります。

ガーナでは現地の子どもはチョコレートを食べたことがないと聞いたことがあります。日本でも大間のマグロは築地に行きますから、現地の人は食べる機会はほとんどないのかもしれません。

大間のマグロと言えば漁師のドキュメンタリーを目にすることが多いかと思います。悲しいかな、勘に頼るよりベテラン漁師よりも最新設備を導入した新人漁師のほうが結果を出してしまいます。ガーナの農業も、設備投資をすることができる農家はますます豊かになり、そうでない農家は競争に勝てず衰退化していくことでしょう。まさにMoney talksの世界です。

資本家と労働者は喰う者と喰われる者の関係です。以前、クリスマスケーキの話をしましたが、クリスマスケーキの工場で働いている人たちは、クリスマスに向けて生産に追われており、おそらくクリスマスケーキをゆっくり食べる機会がないと思います。ガーナの現地労働者がチョコレートを食べる機会がないのと同じ構図なのかもしれません。

お金持ちはさらにお金持ちになります。富は吸い寄せられるものなのでしょう。