格差是正はしてはいけないし、したら儲からない

選挙になると格差是正を訴える立候補者が後を絶ちません。格差を是正して全員同じ所得にでもしたいのでしょうか?世の中には平等なことなどなにひとつありませんし、差があるからこそ、それを埋めようと商品やサービスが生み出されます。ビジネスの本質はギャップを埋めることですから、差(ギャップ)がないと新しい物やサービスが生まれないのです。

格差是正は口実にすぎず、まったく是正されていないのです。役人の仕事ばかりが増え、一般人は絞り取られるだけです。昔から胡麻の油と百姓搾れば絞るほど出ると言われています。現代では百姓がサラリーマンに変わっただけです。私は根拠なしに格差が是正されていないと言っているわけではありません。少し前に大流行したピケティの研究は、貧富の差が開くばかりであることを証明したものです。格差が是正されているのであれば、日本で餓死する人などいないはずです。格差はなくすことはできません。何を以って是正なのかも不明です。しかし、最低限度の生活は送れるような支援は必要だと思います。「貧乏は我慢できるが、貧困は我慢できない」という言葉があるように、少なくとも貧困はなくしてほしいものです。