キャバクラというとなんだかいかがわしいところのようなイメージをお持ちの人も多いようです。私が説明するまでもないのですが、キャバクラは一緒に座ってお酒を飲むだけで、性的なサービスはありません。銀座のクラブの廉価版と思っていただければ良いでしょう。しかしながらキャバクラはクラブとは異なり、年齢層が若く、女の子とお客さんの間の疑似恋愛をビジネスにしているとも言われています。そのあたりのビジネスモデルと心理が書かれているのが「キャバクラの心理学」です。
個人的には、面白い書籍だと思います。ビジネスは心理戦ですから、キャバクラ以外のビジネスにも応用できる部分が多々あるように思いました。起業家やビジネスマンにぜひ読んでいただきたい本です。しかしながらこの書籍が本棚に並んでいると、「キャバクラの女の子はやめといたほうがいい」とか「キャバクラの女の子狙っているのですか?」と聞かれるのが玉に瑕です。
風俗業にはビジネスのヒントがたくさん隠されています。風俗なんてと蔑視するのではなく、学べるものからは何でも学ぶ貪欲さが必要です。特に風俗業界のマネージメントは他の業界よりも一歩進んでいるように思います。
関連情報として、セックスワーカーのお話は門倉貴史さんの本が参考になるかと思います。