プレゼン資料やレポートを作成するのは、思った以上に時間がかかります。その割に対してリターンがないという費用対効果の悪い作業です。無駄が大嫌い、効率重視の私としては、この時間は最小限に抑えたいと思うわけです。
そこで、私がお勧めする資料作成法を教えましょう。まずは情報収集です。自分の探している情報へピンポイントで辿り着くために、Google Advanced Searchを使いましょう。
慣れたら、アドレスバーに直接打ち込めば良いのですが、普通の人はGoogle Advanced Searchの画面を使った方が確実です。
除外キーワード
たとえば、悲観論者で世界の終わりはどのように訪れるのだろうと思い、調べるとします。そうすると、検索結果は同然、このようになってしまうわけです(笑)。
そこで除外キーワードに「音楽」「曲」「アーティスト」「ライブ」「SEKAI NO OWARI」等を入力すると、このような検索結果になります。
ファイルタイプ
パワーポイントを探したければppt、カチッとした資料を探したいのであればpdfを指定します。ワードやエクセルなど、他のファイル形式もありますが、pptかpdfくらいしか使わないと思います。
ドメイン
日本であれば、大学は.ac.jp、政府は.go.jp、アメリカであれば大学は..edu、(MITはmit.edu、ハーバードはharvard.edu)、政府は.govです。政府も大学も怪しい情報はありますが、これによって比較的信憑性の高い情報を探し出すことができます。
ワイルドカード検索
分からないもしくは記憶が曖昧な場所にワイルドカード「*」を入れて検索します。たとえばハーバードの綴りが、harvardかharverdか分からないときに、harv*rdとして検索します。とにかくどこかの大学を探したいという場合は*.ac.jpのように検索することもできます。
語順も含め完全一致
並び順を崩さず、そのままの語順で検索してくれます。やみくもにキーワードを複数入力するよりも、この方法で検索した方が精度の高い情報へたどり着くことができます。
また、検索結果の数で正しい英文か判断することができますので、英文ライティングの校正にも使うことができます。
たとえば「人口が多い」と言うときにbigかlargeのどちらを使うか迷うとします。そこで並び順を固定して調べます。advanced searchでなくても、””でフレーズや文を囲えば並び順を固定して検索してくれます。
検索結果が多い方が正解です。圧倒的な差があるのでどちらが正しいかはすぐにわかります。正しいというよりも「よく使われる」ということです。
なぜpopulation is bigは間違いと習ったのに出てくるのか不思議に思った人もいるかもしれません。まず、この表現が不自然であることを最初に指摘しておきます。普通はlarge populationという並びで使います。
それはさておき、以下のような可能性があります。
どこか英語学習の盛んな国でそのような表現を多用している。
ネイティブもどちらも良いと思っているのでそれなりに使う。
間違った英語の例としてたくさん掲載されている。
後ろに単語が続いている。Population is big problem(本来はproblems)や
他にも言語や地域も指定できますので、必要に応じて使ってみて下さい。
余談ですが、論文を検索するときは、Google Scholarを使うと便利です。
最後に、デザインを含めた仕上がりを確認するという意味でもslideshare(https://www.slideshare.net/)というパワーポイントのシェアサイトで自分のプレゼンに近いものを探して参考にすると良いでしょう。わざわざプレゼン資料を公開するわけですから、それなりの出来のものばかり(のはず)です。