外国株の紹介

私は日本株への投資はお勧めしません。株であれば絶対にアメリカ株をお勧めします。語弊があるかもしれませんが、世界はアメリカを中心に回っています。中国も力をつけてきて世界的なプレゼンスは高まっていますが、やはりアメリカには敵いません。ビジネスの仕組みはアメリカが握っています。アメリカに睨まれたらスイスのプライベートバンカーでさえ情報公開せざるを得ません。アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひくと言われていますが、今の日本では風邪どころか肺炎をこじらせてしまうかもしれません。

リスクを取ることを厭わないのであれば、資産の一部を途上国の株式に投資するのもお勧めです。アメリカ株の堅実性とは異なり、ダイナミックな値動きを体験することができるでしょう。途上国への投資は、数倍になることも珍しいことではありません。私自身、70%を超えるリターンがあった年もありました。一方で、有事があり、ドーンと下がることもあります。その時は思い切って買い増しです。

投資は長期投資を基本としてください。デイトレのような取引で一喜一憂するのは精神的にも良くありません。いくら取引手数料が安くなったと言っても、それに費やす時間と精神的な負担を考えると割に合いません。今は市場にミセスワタナベだけではなく、AIも参加していますから、素人が利益を上げることは難しくなっています。いくら知識を蓄えても株で儲けることはできないのです。もしも知識で儲けることができるのであれば商学部や経済学部の先生は大金持ちになっているはずです。株で儲けるために必要なのは、知識ではなく情報です。日本はインサイダー天国ですから、一般人が儲けるのは本当に難しいのです。

多くの方が勘違いしているのは、株価です。株価はもちろん大切なのですが、資産を築くためには金額ではなく枚数、つまり何株持っているかです。配当が多くもらえる株の数を増やすことが大切なのです。順調に株価が伸びればよいですが、そのような株はそれほど多くありません。配当を重視することは株価そのものよりも大切なのです。