キャッシュレスの筈が小銭だらけ

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コロナが流行する前のお話ですが、沖縄出張が入り、旅先でもキャッシュレスを実現できるか試してみることにしました。空港まではJRだから安心だろうと思いきやいきなりトラブル発生。モバイルSuicaを立ち上げると「アップデートが利用できます」と出てきました。

トラブルはご免なのでアップデートはキャンセルしたいのですが、そのようなボタンはどこにもありません。もう一度立ち上げても同じことの繰り返しでした。仕方ないのでアップデートすることにしました。が、リンク先のアップルストアにはアップデートボタンはなく、「開く」ボタンのみ。開くを押すとアップルストアへ。無限ループにはまりました。

あきらめて現金で切符を買うはめに。急いでいたので適当な切符を買って精算することにしました。予定の電車に乗り遅れだけでなく、通勤ラッシュにも巻き込まれ、おまけに精算で領収証が出ない。踏んだり蹴ったり。電車の中でトラブル解決法を検索するとアップルストアから単発アップデートが良いとのこと。時すでに遅し。やはりキャッシュイズザキングなのでしょうか。

無事沖縄に到着。沖縄そばでも食べようとレストランへ。Apple Pay(QuickPay)が使えるか聞くと、無理とのこと。カードが使えたので良しとしましょう。

レストランである芸能人を見かけたのですが、特に興味がないのでスルー。でも、ひとこと言わせてください。芸能人は帽子とマスクで変装が定番ですが、その方はマスクだけでした。パンチパーマがトレードマークなのでむしろキャップをかぶって頭を隠した方が良いと思います。

この様子だとキャッシュレスは難しそうなので、仕方なしにATMへ。手数料を考えるとボタンを押す手は止まりそうです。

取引先の会社へタクシーで向かい、その後もタクシーで市内へ移動しましたが古い車でカードリーダーのようなものは見当たらず仕方なしに現金支払い。本能的に昭和的な車を選んでしまっているのか?と思ったりもしました。

市内ではビジネスパートナーと食事。割り勘にしましょうかと言われてので、キャッシュレス環境があったにもかかわらず使えず。またも小銭が増える。先日、airbnbに割り勘機能が新設されたニュースがありましたので、割り勘需要は多いのでしょう。飲食店でも導入したら良いのにと思いました。とは言え、私がおつきあいしている人はひと回り以上年上の方が多く、私が支払うケースは稀です。

ホテルはネットで支払いを済ませてあるのでもちろんキャッシュレス。ホテルの入り口にパーティに参加したような女性がたくさんタクシー待ち。ほとんどがモデルのような人たちでした。フロントで聞くと某航空会社の忘年会とか。教えちゃダメでしょと思いながら部屋に荷物を置き街を散策。

路上でいとしのエリーを熱唱していたストリートミュージシャンがいたのでしばし拝聴。誰も聞いていないのに熱唱していました。歌うのが本当に好きなんでしょうね。心地よい歌声で思わず聴き入ってしまいました。よく見ると足元に帽子があり小銭がたくさん。チップという手があった!私はいい歌を聞かせてもらい、小銭も処理でき、幸せ。ミュージシャンもチップが入り幸せ。ということで、小銭を全て投入。ミュージシャンは歌いながら目でありがとうの挨拶。その笑顔に幸せな気持ちになりました。

帰りは、空港までの道が渋滞しているようなので モノレールで移動。駅員さんに聞いたところモバイルSuicaは使えないとのこと。切符を現金で購入。またも小銭増える。切符はQRコードが付いていてそれをかざして入場。分かりづらい。

今回は他のビジネスパートナーと那覇待ち合わせでした。最近は現地待ち合わせが増えてきました。マニラ待ち合わせ、クアラルンプール待ち合わせなど当たり前になってきましたが、到着便では基本的にラウンジが使えないのが痛いところです。空港の飲食店はどこでも高くてマズイが当たり前です。先に着いた場合はWiFiと座り心地の良いソファーがないと辛いですね。

沖縄に行くのにパスポートや検疫のことが気になるのは、年代と職業柄なのかもしれません。機内で戦争関連の本を読んだので、空港に自衛隊機が並んでいるのを見て複雑な気持ちになりました。

追記

散々キャッシュレスについて語った後に恐縮ですが、何でも便利になりすぎるのは如何なものかと考える自分もいます。キャッシュレスは便利ですが、お店はカード会社に手数料を払わなければなりませんし、デバイスを導入する負担もあります。早くて便利を求めてしまうのは現代病なのかもしれませんね。

これはかなり前の記事ですが、コロナが蔓延する今の状況ですと、お金の受け渡しは避けた方が良いでしょう。非接触型のキャッシュレスを使いたいものです。